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健 康

pg_001.jpg 生命の健康とは、「体と心の調和が保たれ、かつエネルギーと物質が絶えず流動することで内部環境を一定に保ち、また外的環境の変化に対しても一定に保っていられる状態。」と考えます。これを私たちは、五臓六腑や気血、整体観念や恒常性(ホメオスタシス)といった語句を用いて説明しています。

 例えば、私たちの身近にあるお手本に自然環境は、普段自然治癒力が発揮され自立し生命を営なみ環境の変化にも保っていられています。自然環境はホメオスタシスの備わった生命であり、これが私たちが目指す健康です。


病や症状の根源

 東洋医学の世界では、この「体と心の調和」の中心を五臓六腑に置いています。五臓六腑というのは内臓のことですが、現代医学の臓器とは少し異なり、生理機能の鎖で連なった一つの単位を指します。私たちは凡ての病や症状の根源を、何れの臓にあるかを突きつめ治療をさせて頂きます。

 例えば、ひどい肩こりの患者さん。普段から事務の仕事で目を酷使し、目が疲れやすく乾燥。またイライラしやすく肩が凝ってきやすい。こういった肩こりは「肝臓」に問題があります。そこで治療は、特に背中にある「肝臓のツボ」を重要なポイントとして鍼を刺します。




小腸 大腸 膀胱
血脈 肌肉 皮毛

意智 精志

問診(カウンセリング)

 病や症状がなぜ起こったか!何れの臓腑に問題があるのか!これらは患者さんの生活スタイルが大きく係わっています。詳しく話を聞くことで、身心と病の状態が浮きぼりとなり治療の標となります。


舌や脈、お腹で知る体調

 体は実はとても正直です。問診だけではわからないことも教えてくれます。

 例えば、舌の色が薄いのは「血」の不足のサインです。さらに目の下瞼の裏側の血色や爪の状態を合わせてみることで判断してゆきます。


弁証(病や症状を把握する方法)

 少し難しいですが、これは東洋医学の世界独特の診断名だと思ってください。患者さんとのカウンセリング、舌の色、脈の打ち方、背中や手足のツボの状態から臨床所見を総合的にまとめたものです。現在の患者さんの身体と病や症状の関係を知り治療をおこなう上で重要なものです。特に何れの臓腑、どの経絡に問題があるのかを突きつめることがポイントとなっています。

 例えば、腰痛にも腎虚腰痛・寒湿腰痛・気滞腰痛・瘀血腰痛といったように、腰痛一つとっても様々な証に分類し、それに合った鍼治療をさせて頂きます。


鍼や灸による治療

pg_002.jpg 一般的な慢性疾患や症状の際の治療についてご紹介します。先ず病の根源たる五臓六腑に係わる背中のツボに鍼をさせて頂きます。また症状が臓腑そのものに因る場合、様々な経絡というネットワークを通して出ている場合には手や足のツボへの鍼を加えます。また病や症状に応じて、お灸や特殊な鍼も用います。

 私たちの鍼治療は、日本人の身体や感受性を考慮し繊細かつ中国のダイナミックな鍼を合わせています。身体や病に大きく働きかけることによって治癒させていきます。


治療後の変化

 治療当日からの3日間は症状の変化以外、身体に様々なことが見られることもあります。これを東洋医学の世界では瞑眩〔めんげん〕といいます。昔の鍼術書の中に「鍼を刺て後、発熱、頭痛、上衝〔のぼせ〕、目眩〔めまい〕、嘔吐、食進まざる等の症を発して、その原病の一等重く見ゆることあり。これ針術にて効ある験なれば、必ず驚くべからず。」とあります。但し、これは症状を一層悪化させたものではなく、身体の歪みが変化しようとする過程で見られるものと思ってください。

 また治療とは瞑眩を起こすことを目的としているわけではありません。何かしらの身体的な症状が見られた際、不安にならず、先ずはご連絡ください。